巨人・田中将大 黒田に並んだ203勝 歴代2位の日米通算勝利数 本人から激励「はよ、抜いてくれよ」

 勝利のハイタッチを交わす田中将(左から2人目)ら巨人ナイン(撮影・飯室逸平)
 先発した田中
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 「阪神3-5巨人」(1日、甲子園球場)

 巨人・田中将大投手(37)は仲間に感謝し、安堵(あんど)の表情を見せた。「自分自身は苦しい投球だった。ああいう形で最後マウンドを降りてしまったんで、もう後に託すしかなかった。みんなに勝たせてもらいました」。一丸野球でつかんだ日米通算203勝目。今季、聖地での阪神戦3連勝に貢献した。

 我慢の連続だった。5点の援護をもらうも、三回には2点を返される。季節外れの寒さに加え、強風が吹き込んだ甲子園だ。「自分の状態、球場の条件とかで何とかアジャストしようかなって思っていたけど、特にストレートの制球が今日は全然決まらなかった」。六回、1死一、三塁から中野に四球を出したところで降板となった。

 それでも中継ぎ陣が踏ん張り、5回1/3を8安打3失点。104球の粘投でつかんだ今季3勝目で、黒田博樹に並ぶ日米通算203勝目に到達した。4月30日の広島戦(東京ド)で解説に訪れていた先輩とグラウンドの裏で“再会”できたことを明かし「並べてよかった」と笑みを浮かべた。

 夢を抱き、海を渡った2014年。新天地となった米大リーグ・ヤンキースには黒田博樹がいた。「本当にプロフェッショナルとして投げられる気迫や姿は、高くチーム内でも評価されていた」。追う背中を間近で見るだけでなく、周囲からの声に原点を見た。

 「やっぱりそういう戦う姿勢っていうのは、いくつになっても持ち続けないといけない。そういう気持ちは改めてものすごく大切なんだってね」

 直接会話し、助言をもらうことができる日々に感謝の思いは尽きない。月日がたっても関係は変わらない。勝ち星を逃した4月24日には「はよ、抜いてくれよ」と激励の連絡をもらった。追いかけてきた大きな背中が、変わらずに近くにある。

 気高き魂が勝利への執念となる。また一つ積み重ねた勝利。止まることのない進化を、田中将がこれからも体現していく。

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