“イケヤマジック”さく裂 ヤクルト12球団最速貯金10 サンタナ交代→直後に好守 積極的采配ズバリ
「広島0-2ヤクルト」(23日、マツダスタジアム)
イケイケのヤクルトが広島に連勝だ。貯金は4年ぶりに「10」に到達。12球団最速で貯金10となったのは、1997年4月19日以来、実に29年ぶりだ。ヤクルト・池山隆寛監督(60)は両手を挙げて、ナインをベンチで迎えた。
五回2死一塁。サンタナが広島の先発・岡本の直球を右中間席へ運ぶ先制の5号2ラン。ベースを一周している間に、早くも池山監督は松元ヘッドコーチと相談。裏の守りからベンチに下げた。
池山監督は「いいところで打ってくれた。2死から四球(のあと)で一発だったんで」と感謝しつつ、交代理由を「迷いなくって言うか、コンデションがあまりよくない中、出場してくれていますんで。守りで勝ち切るという選択をしました」と説明した。
その積極采配が見事に的中した。直後の2死二塁で、先発・高梨が小園に左前打を許したが、二塁から左翼に回った赤羽が本塁へ好返球。二走を本塁でアウトにして失点を防いだ。「そういういいところも見れたのでよかった」。前夜もマルチ安打だったサンタナをわずか2点リードで代えた英断が生きた。
九回は守護神キハダが締めて、来日初登板から一度も失点せず10試合連続セーブを挙げた。ただ、守り勝って手にした2桁の貯金にも池山監督は「まだ貯金が増やせるように試合をやっていくだけです」。24日から中日3連戦へ、首位でも謙虚に名古屋に乗り込む。
◆4月2桁貯金は29年ぶり ヤクルトが今季16勝6敗とし、貯金を10の大台に乗せた。4月中に2桁貯金に到達したのは、球団では97年以来29年ぶり。同年ヤクルトは春先の勢いを保ち、野村克也監督のもとでは最後の日本一を飾っている。現監督の池山隆寛は18本塁打、79打点を挙げ優勝に一役買った。
