シーズン最多ボーク記録保持者は?【プロ野球記録企画】
デイリースポーツの記録担当がプロ野球のさまざまな記録をひもとく新企画「記録の向こう側」(随時掲載)がスタート。今回はシーズン最多ボーク記録保持者を取り上げる。
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Q…シーズン最多ボーク記録保持者は?
A…2007年の阪神ジャン12
メジャー通算33勝、年俸200万ドル(当時約2億4000万円)。大きな期待を背負って、ジャンは海を渡ってきた。勝ち星や三振を、どれほど稼いでくれるだろう…。チーム首脳やファンの期待を大きく裏切り、量産したのはボークだった。
来日初登板は4月3日ヤクルト戦。五回先頭のガイエルに来日初となる四球を出し、続く宮出の時に来日初ボークで二進を許す。ここから3失点。救援が踏ん張り白星こそ得たものの、ここから球史に残るボーク大乱発が始まった。
次の登板4月10日中日戦でも、2試合連続ボーク。5月8日巨人戦、8月3日広島戦では1試合2ボークをしでかした。最後の登板となった8月21日ヤクルト戦でもきっちり1個を積み重ね、年間12ボークの日本記録が誕生した。本業の投球も21試合で6勝5敗、防御率4・66という平凡な成績に終わり、1年で退団となった。
つまりNPBで12ボーク。これはプロ野球史上、通算ボーク数で9位タイに該当する。シーズンではなく、通算成績の順位である。在籍たった1年で通算成績上位に顔を出すとは、なんとも珍しい。夏場には滝のような汗をかき「汗がジャンジャン」とファンの話題になった。実は「ボークもジャンジャン」だったのだ。(デイリースポーツ・高野勲)
