中日 今季6戦目で初勝利 大野「行きます」完投星 井上監督感謝「珍しいのよ。いつもは『代えてください、もう無理です』と言うの(笑)」

 「中日2-1巨人」(2日、バンテリンドーム)

 中日は今季12球団で最も遅い1勝目をつかみ、井上監督は全身の力が抜けるのに気付いた。負ければ、1980年と並ぶ球団ワーストタイの開幕から6連敗。迷って続投させた大野が完投した。昨季2連敗以上で迎えた先発試合は8度全て勝利の“連敗ストッパー”。肩書通りのパフォーマンスに安堵(あんど)した。

 決断は降板に傾きかけていた。2点リードの九回。1点を返されて無死二塁。山井投手コーチからは同点まで大野を打診されていた。指揮官の考えは1失点まで。タイムをかけてマウンドに行った同コーチは、大野の意思を確認した。

 「雄大が『行きます』と言った。これは珍しいのよ。いつもは『代えてください、もう無理です』と言うの(笑)。きょうはチームを勝たせるオーラ、気迫を感じた。雄大のおとこ気にかけた」。ベンチを出かけた指揮官は山井コーチに手で制された。

 松山は不在。代役アブレウもいない。代えるなら藤嶋。指揮官はきびすを返して、大野のピッチングを見守った。1死三塁までピンチは広がったが、大野は粘った。投ゴロで三走を殺し、最後は中飛。マウンド付近でナインと円陣をつくる。「選手は大したもん。『みんな心臓に毛が生えてんちゃうか?』って思った」。開幕6戦目でつかんだ、球団創設90周年イヤーの初白星。指揮官はプレーヤーの心構え、決心に心を打たれた。

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