DH制どうだった?今春センバツ振り返り 打順は6~9番の下位が大半 出場機会拡大で投手にも利

 第98回選抜高校野球大会(甲子園球場)は大阪桐蔭の4年ぶり5度目の優勝で幕を閉じた。今大会から導入された指名打者(DH)制が、どう使われたかを振り返る。

 4強の専大松戸・吉田颯人内野手(2年)は「9番・DH」に入った2回戦で本塁打を放った。昨秋まで出番がなかった選手が「打撃に集中でき、体力を温存できる」と持ち味を発揮した。

 ベスト8だった八戸学院光星の北口晃大投手(3年)は、1回戦で「大谷ルール」と呼ばれる「投手兼DH」として4番を務めた。2回戦以降はDHで先発し、試合途中で2番手として登板。守りの負担軽減だけでなく「ブルペンでしっかり投球練習し、準備できるのが大きい」と想像以上の効果があった。水分補給も確実にでき、夏の暑熱対策にもなりそうだ。

 4番を打ったのは北口を含め4人。大阪桐蔭の谷渕瑛仁内野手(3年)は6安打のうち4本が本塁打を含めた長打で、5打点を挙げ優勝に貢献した。ただ、中軸を担える打力を持ちながら守備位置が不確定の選手を擁するチームは少数派。6~9番に据える例が1~5番の約2倍と、打順は下位が大半だ。日本高野連の正木技術・振興委員長は「気楽な打順、場面でのびのび打たせたいという意図がある」とみる。

 DHを使わなかったのは1回戦の6校。投打で注目された山梨学院の菰田陽生投手(3年)は「2番・一塁」で出た1回戦の守りで左手首を骨折。守備力を評価しての起用だったが、吉田監督は「DHにしておけばよかった」と悔いた。

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