中日 敗戦直後のベンチで異例の光景 高橋宏斗が栗林に拍手を送る すぐに引き揚げず相手をたたえる 自責点0での完投負け
「広島1-0中日」(29日、マツダスタジアム)
中日が完封負けを喫した。試合後のベンチでは先発し8回1失点(自責点0)の高張宏斗投手が広島・栗林良吏投手に拍手を送る異例の光景が広がった。
栗林が95球での完封勝利を達成した直後、三塁ベンチでは高橋宏が最前列で拍手を送る姿が中継カメラに映し出された。そしてすぐにベンチ裏へ引き揚げず、拍手を送りながら相手の歓喜の輪を見つめた。
まるで悔しさを目に焼き付けるかのような光景。栗林との壮絶な投げ合いは、味方のミスで先制を許す形となった。それでも気持ちを切らすことなく、八回には雄たけびをあげながらの投球。だが打線の援護はなく、自責点0での完投負けを喫した。
栗林は試合後のお立ち台で「相手投手もすごくいいピッチャー。刺激を受けながら投げ負けないぞと思って投げていた」と明かし、「勝ちたい気持ちだけでずっと投げていた」と率直な心境を語った。壮絶な投げ合いを演じた2人だからこそ、高橋は栗林をたたえ、栗林も高橋の存在があったからこその完封勝利だったことを強調していた。





