九州国際大付「あと1球」から逆転サヨナラ勝利 延長十一回、吉田が殊勲打 昨秋指導イチロー氏の称賛自信に

 11回、サヨナラ打を放った九州国際大付・吉田(6)を迎えて沸き上がる九州国際大付ナイン(撮影・立川洋一郎)
 九州国際大付の野球部員を指導するイチローさん=25年11月
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 「選抜高校野球・1回戦、九州国際大付4-3神戸国際大付」(22日、甲子園球場)

 最高の舞台で“イチ流効果”をさく裂させた。大観衆を興奮させた今大会初のサヨナラ勝利。昨年秋にイチロー氏(現マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)から指導を受けた九州国際大付が延長11回タイブレークの末に劇的勝利だ。

 ヒーローは、一目を置かれていた吉田秀成内野手(2年)だった。1点リードを許し迎えた延長十一回2死一、三塁。カウント1ボール2ストライクからのスライダーに反応した。左翼手の頭上を越えた打球は逆転サヨナラ2点二塁打に。あと1球で敗戦という崖っぷちから決めてみせた。

 「自分が決めるから回せと(周囲に)言ってました」。初回の打席では犠打で走者を送れず。一走だった五回1死一、三塁では「抜けると思って」とスタートを切ったものの右飛で帰塁できずアウトに。ミスを取り返すサヨナラ打でもあった。

 “腹ごしらえ”は十分だった。イチロー氏から51箱のカツサンドの差し入れが20日にチーム宿舎へ届いた。1人で3箱を平らげた吉田は「めちゃくちゃおいしかった」。自信の源はイチロー氏からの言葉。昨秋の指導でティー打撃を見てもらい「(フォームが)きれいで言うことないと」。共にした時間が聖地での勝負強さにつながった。

 勢いは手放さない。同校は優勝した昨年秋の神宮大会決勝で対戦した神戸国際大付を再び撃破。選抜では8強入りした2022年以来、4年ぶりの初戦突破だ。イチロー氏への恩は勝利で返していく。

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