沖縄尚学 夏春連覇ならず 末吉121球熱投実らず「夏の甲子園、全員で戻れることを目標に頑張りたい」

 「選抜高校野球・1回戦、帝京4-3沖縄尚学」(19日、甲子園球場)

 涙も見せず、言い訳もしなかった。沖縄尚学の「夏春連覇」の夢は初戦で散った。左腕・末吉良丞投手(3年)は121球の熱投を見せたが、「これがチームの現状。万全じゃないわけではなくて、ただ単に自分の力量」と静かに受け止めた。

 七回までは無失点に抑えるも、悪夢は1点リードの八回に訪れた。味方の失策と四球で1死満塁となると、蔦原に直球をはじき返された。打球は中堅手の頭上を越え、2人が生還。「構えたところに投げたんですけど、それをきれいに捉えられてしまった。力負けしただけ」と脱帽するしかなかった。

 7回2/3を5安打4失点(自責0)。最速147キロを計測も「指にかかっていなかった。ただ速いだけの真っすぐを投げていた」。比嘉公也監督(44)も「全球種、上ずっていた」と本調子ではないエースの姿を感じ取っていた。

 昨夏は2年生ながら初優勝に貢献した末吉だが、この日の自己評価は「10点ぐらい」。悔しさは最後の夏に晴らすしかない。「夏の甲子園、全員で戻れることを目標に頑張りたい」と強く前を向いた。

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