なぜあの球を打てるのか-「別格」の大谷、鈴木、吉田のメジャートリオ 打撃の名伯楽、内田順三氏が解説する3選手の「共通点」

 侍ジャパンは14日(日本時間15日)、米国マイアミでベネズエラと準々決勝を戦う。大谷翔平、鈴木誠也、吉田正尚の活躍が際立った日本での1次リーグ。メジャ-ですごみを増した3選手の「共通点」について、デイリースポーツウェブ評論家・内田順三氏が解説する。

 ◇ ◇

 3人は向こうに行って体力面だけでなくメンタル面でも成長を感じるし、技術面では自分の特長を最大限に生かしている。共通するのは打撃フォームに無駄がなく、頭の位置が固定されていて中心軸がズレない。大きなステップをしなくても打球が広角に飛ぶ。

 他の日本選手も体は大きくなっているが、メジャー選手の輪に入り、どんどん向こうの野球に染まっているんだろう。向こうの打者は下位打線でも、2ストライクまでは強くコンタクトする。そうした世界に身を置くことで、スイングスピードも速くなっていくだろうし、変化球への対応能力にも磨きがかかっているよね。

 大谷が台湾戦で打った満塁本塁打、吉田がオーストラリア戦で打った逆転2ランは技術的にも驚かされるものだった。大谷は変化球にタイミングをずらされながら最後は右手一本でボールを運んでいた。吉田は左ピッチャーが投げた低めのボール気味の一球を仕留めて本塁打。あれができるのは両足でしっかり地面の反発力を使い、前足のつま先、膝の動きにも粘りがあるから。

 バッターは投手方向に早く胸が見えてしまうとグリップがついてきてゴロになってしまうが、トップの位置も我慢できている。ずらされても手首が返らないし、フライを打とうするスイングワークができているよね。大谷の本塁打も、最後はバットから離してでも後ろの手が返らないようにしている。あれは0コンマ3秒の世界で考えてやれることではなく、技術が浸透しているからできる。

 日本にいた頃から別格の3人だったが、大谷はちょっと間違えばホームランとなり、相手投手は脅威だろう。鈴木も逆方向への強さがより増し、吉田は勝負強さもワンステージ上がった。相手が強力となる準々決勝以降、頼もしい3人を中心に日本がどのような戦いを見せていくのか楽しみだね。

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