今春から導入DH制に多種多様な意見 早大、立大は打撃に注力 山梨学院は「われわれにとっては最高のルール」
高校野球と大学野球で今春から導入される指名打者(DH)制について、各校で異なった考えを示している。DHに置く選手を固定する派、しない派など、さまざまな意見で別れた。
早大・小宮山悟監督(60)は現役時代にロッテでDH制を経験済み。「幸いな事にパ・リーグで長いことやっているので、DHの感じは理解しているつもりだよね」と采配に自信をのぞかせた。
「(これまでの)リーグ戦中と同じ打線、打順の流れの方がいいだろうという事で(DHを)下に置いたりということなんでしょうけども、今回はリーグ戦で『4番・DH』で戦えるチームにしたい」と打撃に注力した打線改革を示した。
立大・木村泰雄監督(64)もDHに起用するメンバーを絞り、打撃に専念させる方針だ。「野手の方もそれにどう対応できるかってね。守って打ってっていうリズムじゃなくなりますから」と野手の懸念点を挙げる。
その上で、「打撃に専念する中で、準備も必要になってくるでしょうし、打順も組み替えなきゃいけない。早めにDH候補の選手に準備をさせていかないと」と準備段階から徹底して育成していく事を明かした。
一方でDHを固定しない意見も挙がった。法大・大島公一監督(58)は選手らの将来性を考えて、ポジション決めを行うと話す。「DH専門にはしたくないですね。みんな将来があるから、なかなかそういう選手っていうのは(ドラフト候補に)出てこないかなと思うので。必ずどこかのポジションを守れるようにした方が、社会人でも将来的にいいかなと」と現時点で“代打職人”は作らない事を明かした。
ポジションを固定しない分、新入生や若手選手の可能性は広がる。「逆に1、2年生でいい選手を最初にDHからスタートさせるのはあるかもしれない」とメリットに挙げた。
山梨学院・吉田洸二監督(56)は「われわれにとっては最高のルールができた」と話した。今秋ドラフト上位候補で、今年から投手に比重を寄せる菰田の“二刀流”に合ったルールににんまりとした。「守りが苦手で打つのが得意っていう選手がやはり2、3人いるので、目の色変えて練習していると思います」と適正を持つ選手個々のレベルアップに期待を寄せた。





