楽天・マエケン 背番号はマー君の「18」に葛藤「僕がつけるべきではないのかな」本人に相談し決断 決意表明「生涯楽天」も宣言 

 楽天に入団した前田
 楽天のユニホームに袖を通し、背番号18を披露する前田
 ファンと記念写真に納まる前田
3枚

 日米通算165勝を誇り、楽天に新加入した前米大リーグ、ヤンキース傘下3Aの前田健太投手(37)が16日、仙台市の楽天モバイルパークで入団会見を行った。米球界関係者によると、2年4億円規模の契約とみられる。背番号は18に決まり「僕がつけるべきではないのかな」と葛藤したことを告白。巨人の田中将大投手(37)と連絡を取り合ったことも明かしながら「生涯楽天」を誓うなど、並々ならぬ決意を表明した35分間の会見だった。(金額は推定)

 覚悟を胸に、11年ぶりの日本球界復帰を決断した。前田は迷いのない言葉で決意を表明した。「楽天で現役を終わる覚悟で来ている。生半可な気持ちで球団を選んだわけではない。自分の最後のチームだと思って、このチームでやりたいと思って入団させていただいた」。最後の花は、杜(もり)の都で満開にする。

 本気だからこそ、葛藤した事実からも目を背けなかった。背番号18は田中将が11年間背負った、球団にとって特別な番号でもある。「入団が決まってから一番悩んだ」といい、「僕がつけるべきではないのかなと考えたりした」と続けた。田中将に直接相談した上で快諾を得て、決断した。

 「ファンの方の中には否定的な意見、思いを持っている方もいると思う。今すぐではなくても、18番をつけて、僕自身が野球に取り組む姿勢やチームの勝利に全力で戦う姿勢をグラウンドで見てもらいながら、少しでも認めてもらえるように全力で頑張っていきたい」

 18番-。エースとして受け継ぐ系譜がある。10年間のメジャー経験は苦しい時間もあり、カープのエースとして君臨した昔よりも「大人になった」と笑う。周囲に気を配り、自身のことに加えてチームのことをより考えられるように変化した。今度は培ってきた経験全てを後輩たちへ。「親身になって答えを出してあげたい」と惜しみなく還元していく気持ちも強い。

 目標は「日本一。それしかない」と言葉に力を込める。「来年38(歳)になりますけど、正直若い時より体は動く。衰えを感じている部分はない」。みなぎる自信には根拠がある。日本一への最強切り札として、結果で証明していく。

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