日本ハム 巨人・菊地獲得 三振獲れる右腕「僕にとって大きなチャンス。必ず活躍します」
日本ハムは9日、現役ドラフトで巨人から菊地大稀投手(26)を獲得した。2年目の23年は50試合登板で4勝4敗1セーブ11ホールドとフル回転。育成契約で迎えた今季は7月に支配下復帰して713日ぶりの白星を挙げるなど、7試合で1勝1敗、防御率1・80の成績を残した右腕が加入する。
新庄監督就任4年目の今季は、ソフトバンクとのマッチレースに競り負けて2位。開幕投手の金村が後半は中継ぎに回るなど、ブルペンの層の薄さを露呈した。菊地は150キロ台の直球と落差のあるフォークなどを武器に、通算73試合登板で奪三振率は10・99。泣きどころを解消するピースとして、白羽の矢が立った。
菊地は巨人球団を通じて「4年間でとても多くの素晴らしい経験ができ、その経験は僕を成長させてくれました。今回の移籍は僕にとって大きなチャンスだと思っているので、必ず活躍します」などとコメントした。佐渡島出身初のプロ野球選手でもある右腕。来季10年ぶりのリーグ優勝を目指す日本ハムの一員として、今度は北の大地での躍動が期待される。




