巨人ＯＢの元木大介氏が２日、フジテレビ系「ぽかぽか」に生出演。共演した中田翔氏にセカンドライフに関する助言を送った。

　今季限りで引退した中田氏の今後について、「野球指導者」、「タレント」、「ビジネス」と３つの選択肢で言及。巨人ヘッドコーチの経験がある元木氏は、指導者として大事なことについて「コーチは周りが全員、中田翔だったら教えることない。できない子はいっぱいいる。同じ目線まで下げなきゃダメだよ、と。今のご時世、厳しく言ってもダメなので。『やれ』じゃ付いて来ない。『やってみようか？』じゃないとダメです」と語った。

　続けてタレント業に言及。バラエティでも活躍している元木氏は「スタジオではペーペー」と伝え、「野球選手としてきたら大間違い。野球選手としてはすごいが、スタジオきたら誰よりもペーペーだと気づかないといけない」と言い切った。

　そう思った理由について、かつての光景に触れ「先輩方を見ていて、前室とかでも偉そうに座っているのを見て、（共演者と）仲がいいのかと思ったら良くもない。何で座ってんのかと思った」という。そうした経験から「前室でもほとんど座ったことがない。芸能界は入ったもの順なんで」と、隣の中田に視線を送った。

　現役引退後、中田氏もテレビやＹｏｕＴｕｂｅなどに出演が続いているが、「辞めてすぐは呼んでもらえる」と元木氏。「２、３年後に『仕事が減ったな』と絶対に感じる。『何で？』と言わずに謙虚にやっていたら呼んでいただける」と助言した。

　最後に、中田氏が現時点で最も可能性があるという「ビジネス」についても言及。ラーメン店経営の経験がある元木氏は「人望が大事」と強調し、「言ったことをやってくれない人はだめ。店に行ってスープの色が変わってたらびっくりするから。独自のスープにされてた」と失敗談を持ち出して笑わせた。