侍・坂本 正捕手あるぞ 大勢絶賛「めちゃくちゃ投げやすかった」ダルも認めたフレーミングでくせ球難なくキャッチ
「侍ジャパン強化合宿」(7日、宮崎)
侍ジャパンでの正捕手が見えてきた。阪神の坂本誠志郎捕手(31)が7日、「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本-韓国」(15、16日・東京ド)に向けた強化合宿で巨人の大勢投手(26)からキャッチング技術を大絶賛された。村田善則バッテリーコーチ(51)も捕手としての総合力の高さを評価。10日の練習試合・広島戦に出場予定で、持ち味を生かして競争を勝ち抜く。
ブルペンに気持ちのいいミットの音が響く。発信源は日の丸でも背番号12を背負う、茶色ミットの坂本だった。マウンドには大勢。巨人のセットアッパーの球を初めて受け、「そりゃ、すんごいボールを投げるでしょ」と驚いていたが、虎の正捕手も自慢の技で魅了していた。際どいコースの球をストライクに見せる捕球技術「フレーミング」。初タッグの大勢はうれしそうに明かした。
「めちゃくちゃ投げやすかったです。フレーミングもすごい良かったです。僕の球って動く。真っすぐもシュートで独特なんですけど、それでもいいキャッチングをしていただいた。投げていて気持ち良かったです」
サイドスローから放たれる、珍しい軌道。それも速球は150キロを軽々と超え、鋭く落ちるフォークもある。坂本は「捕るのに必死。すんげぇボールを投げてくるなと思って捕ってました」と謙遜した。それでもダルビッシュ(パドレス)からも絶賛されたNPB屈指の技術は、初見の投手にも発揮された。
今合宿の捕手は4人。来年3月のWBCでは慣れが必要なピッチクロックやピッチコムが導入されることで、この4捕手が選出の最有力候補になる。村田バッテリーコーチはWBCの選考について、今合宿の結果だけでなく「いろんな角度から見て、監督の意見も聞きながら決めていければ」と総合的に判断するとした。
4人それぞれに長所があることは大前提。その上で坂本への高い期待感も口にした。「総合的なところも見て、今回は来てもらった。タイガースで組んでいない投手に対しても、そういう(リードやフレーミング技術などの)アプローチができれば、ジャパンとしても心強い」。阪神の正捕手としてリーグ優勝に導いた実績。その力を侍でも出せれば、日の丸でも扇の要になり得る。
同コーチは日本シリーズの疲れがあることを理解し、「前向きにやってくれている。我々からしても頼もしい」と姿勢も認めた。4人が高いレベルで争っていて、10日の練習試合・広島戦は全員がマスクをかぶる予定。結果が全てではないが、実戦は適応能力の高さを見せるチャンスだ。
坂本はアピールへ「自分のためにやりたい」と今できることに集中する。その先に、必ず最高の景色が待っている。





