高校野球部でいじめ 先輩部員から飲酒を強要 埼玉・聖望学園高に賠償請求
甲子園に春夏通算5回出場した私立聖望学園高(埼玉県飯能市)の野球部に所属していた男性が、先輩部員から飲酒を強要されるいじめで精神的苦痛を受けたとして、運営する学校法人や当時の野球部長らに330万円の賠償を求めて東京地裁に提訴したことが6日、分かった。10月31日に第1回口頭弁論があり、学校法人は、いじめは偶発的で防ぐのは困難だったと主張。共に被告となった当時の部長や加害生徒らも請求棄却を求めた。
訴状によると男性は2022年4月に入学し野球部に入った。同9月に部の寮で先輩部員からチューハイやワインを無理やり飲まされるいじめを受け、その後、神経衰弱状態と診断されて転校していた。
