DeNA課題は連係 走者置きノック 相川新監督「ゲームのスピードの中でいろいろな判断をしていくことがテーマ」

 「DeNA秋季練習」(6日、横須賀)

 早くも相川流改革がスタートした。DeNAの秋季練習・第2クール初日から実戦形式のゲームノックが午前中にみっちり行われ、相川亮二監督(49)は「みんなが連係してプレーしていくところに課題は感じている」と鋭い視線を向けた。

 目指すは実戦漬けの秋だ。ただ守備位置に就くだけではなく、塁には走者も置いた。スライディングで選手らのユニホームが赤土で汚れるほど、より実戦的なノックに、指揮官も「ゲームのスピードの中でいろいろな判断をしていくことがテーマ」と狙いを明かす。

 今季1点差で勝敗が決した試合は25勝27敗。勝ちきれなかった試合をいかに取っていくか。「僅差の試合に勝つために、チームプレーを大事にしようという話をしてやっています」とし、来季から1軍昇格となった藤田内野守備走塁戦術・育成兼ベースコーチも「走者の動きを予想しないとミスにつながる」と実戦形式の中でしか得られない経験を反復練習ですり込んだ。

 また送球に課題のある三森に対しては、スローイング時に傾斜を使うなど珍練習も発動。相川&藤田の実戦式改革で、接戦を競り勝つ土台を作り上げる。

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