巨人2軍新監督 石井琢朗氏が就任 若手育成の手腕に定評 5年ぶり復帰
巨人の2軍監督に、今季までDeNAの野手コーチを務めていた石井琢朗氏(55)が就任することが3日、分かった。近日中に正式発表される。来季のV奪回へチーム力強化が急務の中、若手育成に定評のある名伯楽へ白羽の矢が立った形だ。
リーグ連覇を目指した今季、阪神の独走Vを許した巨人。今オフは首脳陣にも改革を図り、若手育成が不十分として桑田真澄2軍監督にフロントへの配置転換を打診し、桑田氏がこれを固辞して電撃退団となっていた。
その後任として、新たに2軍監督へ就任するのが若手育成の手腕にも優れた石井氏だ。選手時代に通算2432安打を記録した名遊撃手として活躍。12年限りで現役引退後は広島、ヤクルト、DeNAなどでコーチを歴任。巨人でも20年から2年間で1軍野手総合コーチを務め、今回が5年ぶりの巨人復帰となる。
広島時代には16年に打撃コーチへ就任すると、選手の意識改革を施してリーグトップの攻撃陣を作り上げて優勝に貢献。ヤクルトでも村上宗隆を1軍に定着させるなど、選手強化に尽力した。
主砲・岡本が抜ける来季は若手野手の育成が不可欠。巨人は新たにコーチ陣を1軍から3軍まで統一でオフェンス、ディフェンス、バッテリーの3部門に分けて情報共有、指示伝達の連携を強化した。その上で石井2軍監督誕生により、来季の猛虎打倒、そして14年ぶり日本一へ急速なチーム力向上を図っていく。
また、2軍のバッテリーコーチに、現役時代は日本ハムやソフトバンクでプレーした田口昌徳氏(55)を招へいすることも分かった。
◆石井 琢朗(いしい・たくろう=本名・石井忠徳)1970年8月25日生まれ、55歳。栃木県出身。現役時代は右投げ左打ちの内野手。足利工から88年度ドラフト外で大洋に投手として入団。92年野手に転向し、同時に登録名を「石井琢朗」に。98年は1番打者として横浜の日本一に貢献。2006年5月11日の楽天戦で2000安打。09年に広島へ移籍してからは野手コーチ兼任も。12年現役引退後は広島、ヤクルト、巨人、DeNAで打撃コーチなどを歴任。最多安打2回(98、01年)盗塁王4回(93、98~00年)、ベストナイン5回(97~01年)、ゴールデングラブ賞4回(93~95、98年)。





