日本ハム・北山 高級フランス料理から刺激 “素材”駆使した投球術「どんどん深掘りしていける」
「日本ハム秋季キャンプ」(1日、エスコンフィールド)
日本ハム・北山亘基投手(26)が1日、エスコンフィールドでの秋季キャンプで、シーズン後初の本格的なブルペン投球で約30球を投じた。侍ジャパンの一員として臨む15、16日の強化試合・韓国戦(東京ド)に向け、WBC公式球を使用。「違いが感覚で分かった」と手応えを口にした。
究極の体験を野球に生かす。キャンプ前、清宮幸に高級フランス料理をごちそう。自身が登板した9月25日の西武戦で本塁打を放った同級生との約束を果たした。かなりの出費となったが「こういうプロの世界ってあるんだ」と感動。思わぬ食材の組み合わせなどで、未知の味を生み出す職人技に衝撃を受けた。
さまざまな“素材”を駆使するのは投球も同じ。意外性のある球種やコースを自在に選べれば、幅は無限に広がる。「相手が想像しないボールだったり、軌道だったり、取り組み次第ではどんどん深掘りしていける部分。そこは求め続けていきたい」。元々がチーム屈指の理論派。超一流シェフばりの奥深さで相手を料理する投手を目指す。




