ドラ1佐々木麟太郎に4つの選択肢 ホークス、MLB、大学、他大学編入 マネジメント担当が取材対応
ソフトバンクにドラフト1位指名された米スタンフォード大・佐々木麟太郎内野手(20)のマネジメントを担当する「株式会社ナイスガイ・パートナーズ」の木下博之代表が27日、東京都内で取材に応じ、佐々木の現状などを説明した。進路については、来年7月の米大リーグのドラフト後に決めると改めて表明。大学を休学してメジャーかソフトバンク入り、大学に残ってプレーを続けるなど、現時点では全ての可能性があるとした。
選択肢の幅は狭めない。佐々木は来年2月に始まるシーズン中は大学でのプレーに専念し、進路については大リーグのドラフト会議後まで封印する意向だという。木下氏は「来シーズンしっかり活躍して大きな舞台に行けるように、もしくは大学に残るという選択肢も当然ある」と話した。
佐々木は23日に行われた日本のドラフト会議の様子を、ネットを通じてリアルタイムで確認。「指名してくださった2球団に、これまで見に来てくださった球団にもすごく感謝しています。高い評価を頂いていたので、すごく励みになっていました」との本人コメントを発表した。
米国では休学したアスリートが大学に復学することは一般的。木下氏によれば、スタンフォード大には復学に期限はないという。佐々木は同大を卒業することに強い意欲を持っているといい、来夏にメジャーやソフトバンクへの入団を決めたとしても、休学して選手としてのキャリア終了後、再び学位を取得することは可能だ。
メジャーで活躍することは選手としての大きな目標。一方で、高校卒業時は長い人生を考えて米国への進学を決めた経緯もある。木下氏は同大に残って学業と競技を両立する道だけでなく、さらに他大学への編入も可能性としてはあるとし「いろんな選択肢を彼の中で考えながら、長期的な視野を持って将来を考えていく流れになろうかと思います」と見通しを語った。





