日本ハム・新庄監督 苦笑いで藤川監督に“恨み節「来た来た来た、オレや!と思って…球児か~い!」

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 日本ハムは1巡目で立石正広内野手(創価大)を指名。広島、阪神との3球団競合となり、2番目に抽選に臨んだ新庄剛志監督は交渉権獲得のクジを引くことはできなかった。

 おもむろに右手で箱の中を5秒ほどまさぐると、場内からはどよめきと笑いが。白い歯を見せながら封筒を取り出した。開封をうながすアナウンスにも、目を閉じて封筒を左胸に当て、広島・新井監督と藤川監督が先に開けるのを待った。しかし、藤川監督が当たりクジを引いて歓声が起こると、体をよじって苦笑いで悔しがった。

 さらに2度目の1巡目で指名した平川蓮外野手(仙台大)も広島と競合。今度は木田GM代行に抽選を任せたが再び交渉権獲得はならなかった。3度目の1巡目指名で、大川慈英投手(明大)の交渉権獲得が確定した。

 立石の抽選について「3分の1か。チャンスあるなと思ってました」と心境を明かした新庄監督。藤川監督がガッツポーズするまで時間をかけたことには「粘って、ためやがって。来た来た来た、オレや!と思って…球児か~い!。もう、知ってるね、アイツ」と、苦笑いで後輩のリアクションにまんまハマった瞬間を振り返った。

 抽選役については「もう来年この場に立つとしても、立ちません。もういいです」と一旦は“引退”を表明。それでも「でも、引いたら引いたでうれしいしね。引いたら使いたくなるしね」と今後に含みを持たせた。

 1位で獲得した最速155キロ右腕の大川については「本当にキレのあるボールで、抑えでも中継ぎでも、開幕から「ビュンビュン抑えてくれるようなイメージを持てるピッチャー。すごくうれしいです」と高評価。今季大卒4年目で9勝を挙げた北山に印象を重ね「成長とともに、将来メジャーの場所で投げてもらえるようなピッチャーになってくれたら」と期待した。

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