ロッテ戦力外の二木康太が引退決断「これまでの経験を野球界に還元できれば」
ロッテから戦力外通告を受けた二木康太投手(30)が今季限りで現役引退を決断したことが16日、分かった。
2021年に初の開幕投手を務めたが、23年2月に右太もも肉離れを発症。その後もけがに苦しみ、24年まで2シーズン連続で1軍登板がなかった。今季は最終戦となった10月5日のソフトバンク戦(ゾゾ)で、同点の七回に約3年ぶりに登板したが、4失点で敗戦投手に。翌6日に球団から来季の契約を結ばない旨を通達されていた。
プロ12年間で通算131試合に登板し、41勝50敗、防御率4・18。二木は「ほぼ3年間、1軍で投げることができず、納得のいく球を投げることができなかった」と悔しさをにじませた上で「これまでの経験を野球界に還元できれば」とすっきりした表情で語った。
◆二木 康太(ふたき・こうた)1995年8月1日生まれ、30歳。鹿児島県出身。鹿児島情報高から13年ドラフト6位でロッテ入り。190センチ、85キロ。右投げ右打ち。3年目の16年に、ローテーション定着。19年には、規定投球回不足ながらチーム最多の128回2/3を投げた。20年には自己最多の9勝。通算131試合、41勝50敗、防御率4・18。





