亜大・斉藤 9回1/3を1安打10Kもサヨナラ負け 巨人スカウト高評価「才木のようにズドンと投げ下ろすのが魅力」
「東都大学野球、国学院大2-1亜大」(14日、神宮球場)
第4週の1回戦3試合が行われ、国学院大が延長十回タイブレークの末に亜大にサヨナラ勝利した。今秋ドラフト上位候補の亜大・斉藤汰直投手(4年・武庫荘総合)は9回1/3を1安打2失点(自責0)、10奪三振で完投負けとなった。中大は16安打14得点で駒大に快勝。東洋大は開幕6連勝中だった青学大を止めて先勝した。
無情の幕切れだった。九回まで95球で1安打無失点の好投も報われず。斉藤は表情を変えることなく、グラウンドに落ちた帽子を拾い上げた。
この日最速149キロの直球と武器のフォークを中心に10三振を奪った。二回にカーブを右前打とされた場面以外は、まともに捉えさせず。巨人・木佐貫スカウトは「投げっぷりが良い。縦の角度があり、阪神の才木のようにズドンと投げ下ろすのが魅力」と評価した。
だが、押し出し四球で勝ち越した1-0の延長十回裏、1死二、三塁でスクイズを仕掛けられ、自身の野選と本塁悪送球で2者が生還。それでも正村公弘監督(62)は「斉藤のあれだけの投球で勝てないとキツい」とかばった。「明日チームに勝ってもらって、明後日リベンジできるように」と右腕。エースの力投をムダにしないためにも、一丸で2回戦以降に挑む。





