オリックス 初戦先発は6連続Kの山下 シーズン1勝でも大役「チームに勢いを与えられたら」
「クライマックスシリーズ パ」のファーストS前日会見が10日、エスコンフィールド北海道で行われ、日本ハム・新庄剛志監督(53)が同席した清宮幸太郎内野手(26)とのやりとりで爆笑を誘うなど、“新庄劇場”全開で場を盛り上げた。また、第1戦先発を託されたオリックス・山下舜平大投手(23)は相手の揺さぶりに動じず、平常心で臨む考えを示した。
オリックス期待の大器・山下が自身初となるCSファーストS初戦先発を託された。
「今のところ、特別感はない。どこかで投げる前提ではいたので、意識はしていない。チームに勢いを与えられたらいいと思ってます」。プロ5年目の今季は開幕前に腰のコンディション不良を発症。9月に戦列復帰し、シーズンは1勝に終わったが、9月18日の西武戦(ベルーナ)ではパ・リーグタイ記録となる初回から6者連続三振をマークするなど、持ち前の怪物ぶりを発揮し、今回の大役を任された。
日本ハムは昨季の対戦で山下対策に一回りもバットを振らない「待球作戦」を展開。今回も敵将の新庄監督が「選球眼でボールを見極め、四球をいかに出せるか。今年は60球ぐらい打たせないでいこうかな」とジョーク交じりながら、投手心理を逆なでする“挑発”も口にしたが、山下は「(球を)見てくるなら自分は攻めるだけ。いろんな練習(対策)はしていると思うけど、どんなチームでも自分のボールで勝負するだけなんで」と一蹴した。
故障に泣いた分は初の大舞台で取り返す。怪物の逆襲に注目だ。





