早大 乱打戦制し1勝1敗 今秋ドラフト候補の田和が2回0封、開幕5戦連続無失点
「東京六大学野球、早大15-10法大」(4日、神宮球場)
2回戦2試合が行われ、4連覇を狙う早大が法大との乱打戦を制し1勝1敗のタイに持ち込んだ。10-10の八回に代打・岡西佑弥内野手(3年・智弁和歌山)の2点適時打で勝ち越し。今秋ドラフト候補の田和廉投手(4年・早実)が2回無失点2奪三振で試合を締め、開幕から5戦連続0封とした。慶大は東大を下し1勝1敗のタイに戻した。
2度目の追撃は許さない。最大8点差を追いつかれながらも、再び勝ち越した15-10の八回から田和が登板。スリークオーターより低い位置から投じる独特の軌道で、法大打線の勢いを封じた。
「目の前の1イニングに集中する、それを2回するだけでした」
変化球中心に相手を幻惑。特に元西武・潮崎(現西武シニアアドバイザー)を参考に、スピードの違う2種類を操るシンカーが抜群だった。イニングまたぎで2つのゼロを刻み、開幕から主に抑えとして5試合で計5回1/3を無失点。楽天・井上スカウトは「投げっぷりが良く、直球が強い。シンカーはプロでも通用すると思う」と評価した。
10球団から調査書が届いている中、「ゼロが継続できているのは良いこと。自分が後ろにいるから安心というふうになれば」と田和。4連覇、プロ入りへ、“守護神”が信頼度を上げていく。




