宗山サヨナラ打で楽天の4位確定 「やっぱり勝つ瞬間、あの喜びはうれしい」 安打数は球団新人2位に
「楽天7-6西武」(3日、楽天モバイルパーク)
手荒い祝福を受けたベタベタの体で、楽天・宗山塁内野手(22)は柔らかな笑みを浮かべて喜びをかみしめた。初めて適時打でサヨナラ勝利を締めくくった夜。「やっぱり勝つ瞬間、あの喜びはうれしいものがあります」。4位が確定し、これでパ・リーグの順位もすべて確定となった。
二回、七回と右前打を記録して今季111安打目に達した。渡辺直人(現2軍監督)を抜き、マルチ安打で球団新人2位へ押し上げる。だが、これで終わらなかった。九回には同点とし、さらに1死二、三塁の場面で低めの変化球を捉えた。大歓声の本拠地で三木監督と抱き合った。
4年連続の4位が確定し、「本当に悔しい試合が多かった」と振り返る。それでも確かに得た経験は来季につながる希望だ。「あの場面はクローザーが出てくることが多いので、そこで結果を出したことは自信にもなります」。反省があるだけ、収穫もある。さらなる成長を見据えた。





