ロッテ 高卒2年目の木村優人がプロ初完封!七回1死までパーフェクトの快投 九回も「行かせて下さい」と志願→最下位確定を阻止
「ロッテ5-0西武」(24日、ZOZOマリンスタジアム)
負ければ最下位が決定するロッテが勝利。今季最長タイとなる4度目の3連勝を飾った。
先発の木村が七回1死までパーフェクトに抑える圧巻の投球。滝沢に右前打を浴びて、佐々木朗希の20歳5カ月を更新する20歳3カ月での快挙は逃したが、その後も冷静に後続を断った。
自己最長の8回、自己最多の107球を投げて2安打無失点。さらに九回もマウンドへ向かうとスタンドから大きな拍手がわき起こった。球威は衰えず、2死から安打を許したものの27個目のアウトを奪ってプロ初完封。チームにとっても3戦連続の完封勝利で、7月2日の楽天戦(楽天モ)以来の3勝目、ZOZOマリン初勝利を飾った。
「まだいけるかと言われて『行かせて下さい』と言いました」と木村。「この1勝というのは自分にとっても大きいものになるので、これを自信にして頑張っていきたい」と力を込めた。
9月に入ってからの2試合は大量失点しての2連敗を喫していた。「自分の投球をすることを第一に考えて、前回悔しい思いをしているので、やり返す気持ちで頑張ります」と誓ってのマウンド。先発転向後は最短でも中11日で登板していたが、この日は初の中7日で上々の結果を残した。
打線は二回に池田の五号ソロで先制。「積極的にいくことができました。先制点を取ることができて良かったです」。五回は1死満塁から岡の2点適時打で加点した。「前の打席でやられていたのでなんとかこの打席ではランナーを還したいと思っていました」と援護を喜んだ。
六回には西川の左線適時二塁打などで2点を追加した。「打ったのは、シンカーです。サブローさんに絶対打てと言われたので打ちました!」とコメント。西川は8度目の猛打賞。この日2本目の二塁打で、二塁打数を27本とし、リーグ新人3位とした。




