ロッテ 高卒2年目の木村優人がパーフェクトの快投も…7回1死から初安打許す 佐々木朗希の最年少記録更新ならずも本拠地が温かい拍手

 「ロッテ-西武」(24日、ZOZOマリンスタジアム)

 負ければ最下位確定となる状況の中、ロッテの木村優人投手が7回1死までパーフェクトの快投を見せたが、滝沢に初安打を浴びた。

 立ち上がりから丁寧に緩急を織り交ぜながら西武打線を寄せ付けなかった木村。1人の走者も許さず、6回を打者18人で片付けた。西武は六回の攻撃が始まる前に円陣を組んでミーティングを行ったが、付け入るスキを与えなかった。

 打順が三回り目となった七回1死、滝沢に二遊間を破られ快挙はならなかった。それでも本拠地のスタンドから温かい拍手が送られた。

 木村は23年度ドラフト3位で入団。高卒2年目の今季は21試合に登板し、2勝2敗、防御率3・81の成績を残している。6月17日の阪神戦(甲子園)で先発に転向。以降は中10日以上開けて投げていたが、今回が初の中7日の登板。ここ2試合は敗戦投手となっていただけに「自分の投球をすることを第一に考えて、前回悔しい思いをしているので、やり返す気持ちで頑張ります」と話していた。

 木村は20歳3カ月。完全試合達成となれば佐々木朗希の20歳5カ月を更新する史上最年少記録だったが、あと8人で途絶えた。

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