日本ハム 痛恨完封負けも変わらず2・5差 プロ初中4日の伊藤が熱投も勝利呼べず 新庄監督「あした!あした!」
「日本ハム0-2ロッテ」(22日、エスコンフィールド)
熱投は実らなかった。日本ハムは打線が沈黙しての零敗。それでも、エースの双肩にはずっしりと責任がのしかかる。プロ5年目で初の中4日先発もチームを勝利に導けず。伊藤大海投手は「先制点を与えてしまって、流れを作りきれなかった。今日求められていたクオリティーとはかけ離れていたのかな」と視線を落とした。
二回に先頭のソトに先制ソロを被弾し、さらに連打で2点目を失った。三回以降は修正。六回2死三塁を切り抜けると、ベンチで新庄監督と言葉を交わし「行かせてください」と七回も続投。103球、7回2失点でバトンをつなぐも、逆転はならなかった。
初体験の中4日は「意外といけた」ものの、ペース配分は手探り。「初回にいきすぎてしまったのが、二回の連打につながったところもある」と反省した。大逆転Vへ、残り試合でさらに2度先発するプランも進んでいた。「1試合でも多く投げられるようにケアして」と意欲をのぞかせたが、加藤投手コーチは「期待以上の仕事をしてくれた」とねぎらいつつ「リカバリーがうまくいくか見ないといけない。次の登板に関しては慎重に判断して」と、トーンダウンせざるを得なかった。
ソフトバンクが敗れ、優勝へのマジックは1つ減って「6」となったが、ゲーム差は2・5差のまま。新庄監督は広報を通じ「あした!あした!」とだけコメントを残した。残りは7試合。まずは23日の本拠地シーズン最終戦を白星で締めて希望をつなぐ。





