大逆転Vへ日本ハムの戦略は-22日ロッテ戦で伊藤を中4日で投入「打てる手は打つ」加藤投手コーチが狙い明かす

 ブルペンで投球する伊藤(撮影・中島達哉)
 調整する伊藤(撮影・中島達哉)
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 「日本ハム7-2ロッテ」(21日、エスコンフィールド)

 日本ハムが2連勝。敗れた首位・ソフトバンクとのゲーム差を2・5に縮めた。

 22日のロッテ戦には、大黒柱の伊藤が中4日で先発する。加藤投手コーチは「今、ホークスとこういう状況になってしまって、直接対決に勝つことプラス、他にも絶対勝たないといけないという状況になったので、エースを数多くゲームに投げさせるっていう選択したということ。残り試合の中で数多く大海に投げてもらって、チームに勝つチャンスを与える。作戦としてはそういうこと」と説明した。

 ソフトバンクとの直接対決は30日に敵地での1試合を残すのみ。そこにエースをぶつける選択肢もまだ残るが、現状では残り8試合中3試合の先発を任せることが濃厚だ。加藤コーチは「そこで負けたらしょうがないと思う。打てる手は打って。やっぱり14勝しているピッチャーなので、ちょっと無理はさせてしまうんですけど、大海に頑張ってもらうということ」と、大逆転Vの原動力となることを期待した。

 この日、ブルペン投球などで調整した伊藤も試合前に「全然問題ない。いつも通りにマウンドに上がれるかな」とキッパリ。「その先の戦いも見据えてのことだと思ったので。全然行けますということは伝えました。自分の責任を全うするだけ」と、気合をみなぎらせていた。

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