巨人・田中将大 200勝達成へ次回登板は28日ヤクルト戦 次戦が今季ラストチャンスの可能性 阿部監督はフォロー「ボコボコにやられた感じはない」
「中日5-2巨人」(21日、バンテリンドーム)
巨人・田中将大投手が日米通算200勝達成をかけて先発したが、六回途中5失点で4敗目。王手をかけてから3度目の登板も記録達成はならなかった。
シーズンは残り6試合。阿部監督は田中将の今後について、28日のヤクルト戦(神宮)で登板させる考えを示した。来週は2位を争うDeNAとの直接対決を含めて4試合、再来週は30日と10月1日・中日との2連戦を残す。田中将にとって、次戦登板が記録達成の今季ラストチャンスの可能性が高い。
この日の投球について、阿部監督は「いつも通り立ち上がりはあまり良くないんだけど、そこでつかまっちゃったけど。その後は立ち直って。ボコボコにやられた感じはないし」とフォロー。続けて、「来週も行ってもらう予定でいますよ。神宮?かな」と語った。
杉内投手チーフコーチも「持ち直して何とかゲームは作ってくれた」とし、「多少の調整はもちろんありますけども、今のところはマー君を準備させておくというところですね」とした。
この日は味方打線が初回から4連打。岡本の2点二塁打で援護を受けて記録達成への期待は高まった。だが、その後の無死二、三塁を逃す、もうひと押しできなかった。
阿部監督は「初回の二、三塁で1点も入らなかった。もう1点でも取れたら、あれで流れが切れちゃったね」と振り返った。
直後、初回から田中将は踏ん張れず。初回は上林にソロ、二回は石伊に逆転2ランを被弾した。六回は細川に中堅フェンス直撃の適時三塁打を打たれ、ここで阿部監督が交代を決断した。DeNAとの2位争いも続く中で、田中将はベンチでガックリと肩を落とした。





