中日 引退試合の中田翔 現役最終打席は豪快な空振り三振 直球勝負のヤクルトバッテリーに感謝示す
「中日-ヤクルト」(19日、バンテリンドーム)
今季限りでの現役引退を表明し、「4番・一塁」で引退試合に臨んだ中日・中田翔内野手が、初回2死一塁の現役最終打席で持ち前の豪快なフルスイングを披露し、スタンドをどよめかせた。
スタンドの四方から歓声と拍手が寄せられた打席。ヤクルトバッテリーは全球ストレート勝負で挑み、中田もフルスイングで応えた。初球は148キロ直球を見送り、2球目の147キロ直球をフルスイングで空振り。3球目も147キロ直球が投げ込まれたが、惜しくもバットは空を切って空振り三振に倒れた。
中田は三振後、直球勝負を挑んでくれたマウンドの吉村と捕手の古賀に対して、ヘルメットのひさしに手を当てて謝意を示すシーンがあった。スタンドのファンからは惜しみない拍手が送られた。
中田は現役引退を決断した最大の理由に腰痛を挙げていたが、現役最終戦では痛みを恐れることなく全力でプレー。二回の守備に就き、1死一塁となったところで井上監督がボスラーとの交代を告げ、背番号6は万雷の拍手を全身に浴びながら、一塁ベンチへ引き揚げていった。





