「ヤクルト－巨人」（１８日、神宮球場）

　元ＮＨＫでフリーアナウンサーの中川安奈が始球式を務めた。

　中川は胸に「ＢＳフジ」と書かれた特製の野球シャツにショートパンツ姿で登板。ニコリと笑顔を見せて両手を天に突き上げるようなワインドアップから投球したボールは、打者の前でツーバウンドして捕手のミットに収まった。中川は手を振って歓声に応えた。

　登板後は「いろんな方からいろいろ教えていただいたので意識したつもりだったが、ツーバウンドになってしまったので５０点くらい」と自己採点した。

　番組で共演した元ヤクルト投手の館山昌平氏からは「１・２・３で投げるんだよ」と助言されたといい、ほかには柔道金メダリストからのじょげんも。「ウルフ・アロンくんが友達なんで。この前始球式をやっていてアドバイスを求めたら『祈るだけです』ってよくわかんないアドバイスをもらったり」と振り返った。俳優の小泉孝太郎からも助言されたという。

　中川は野球好きで知られ、自身のインスタグラムにも試合観戦の様子をポスト。１週間前にも東京ドームで巨人のオレンジユニホームを羽織ったヘソ出しルックで応援する写真などを投稿していた。

　この日はネイルを「ヤクルトカラーにしてきました」といい、ヤクルトでの推しの選手を問われると「大学が慶応なので木沢投手とか。哲学者っぽいところがちょっと面白いなと思って。後輩としても推してます」と話した。

　◇中川安奈（なかがわ・あんな）１９９３年１０月２２日、東京都出身。３歳から４年間フィンランド、１０歳から４年間プエルトリコに在住。帰国後、慶應義塾湘南藤沢高等部へ入学、慶應義塾大学法学部政治学科卒業。２０１６年にＮＨＫにアナウンサーとして入局した。２５年３月、９年間勤務した同局を退社し４月からはフリーアナウンサー、タレントとして活動を開始。現在、ＢＳフジで放送中の野球番組「プロ野球ニュース月間好プレー」のＭＣを担当。１２月には年間好プレーの年間大賞を決める特別番組も予定している。特技は英語、スペイン語、犬の鳴きまね。趣味はゴルフ、ダンス、洋楽を聴くこと。