ヤクルト・北村拓 自身2度目の野手登板 高津監督苦渋の決断「相手に当てる危険性が少しでも少ない方をと」

 「ヤクルト2-10DeNA」(12日、神宮球場)

 大敗の中、異例の事態が起こった。8点を追う九回に4番手として野手のヤクルト・北村拓己内野手(30)が登板すると球場は騒然となった。“右腕”は130キロ台後半の直球を投げ、1回2安打1失点。石上から空振り三振も奪った。

 決断した高津監督は「すごく難しい判断でした」と説明。「コントロールがいい。相手に当てる危険性が少しでも少ない方をと思っていた」と母校・亜大の後輩を選んだ。登板前にブルペンで投球練習も行った。巨人時代の2023年9月2日・DeNA戦(横浜)以来、2度目の登板となった北村拓は「みんなでやっていくしかない」と声を絞り出した。

 7連戦中で中継ぎ陣の疲労も考慮した苦肉の策。現役時代、球界屈指のストッパーだった指揮官は「したくなかった」と思わず本音を漏らした。

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