ヤクルト・高津監督「難しい判断」「したくなかった」8点ビハインドの九回に野手の北村拓が登板

 「ヤクルト2-10DeNA」(12日、神宮球場)

 ヤクルトの北村拓巳内野手が8点ビハインドの九回にマウンドに上がり、1回を2安打1四球の1失点だった。

 高津監督は野手の北村拓を登板させたことについて「うーん、すごく難しい判断でした。相手選手に何かあったらとか、ボールが当たったらどうしようとか、いろんなことを考えて。明日以降のことも考えないといけないので。難しい判断、決断でした。今日までたくさんのピッチャー、リリーフも使いましたし、点差、明日かのゲームのことも考えて、来週の7連戦も考えて。そういう判断にしましたけど」と話しながらも、強い口調で「したくなかったですね」と苦しい胸の内を明かした。

 北村拓を起用した理由については「亜細亜(大学)の後輩だからです」とし、続けて「ホセ(オスナ)はずっと『俺が行く』と言ってましたけど。(北村拓は)コントロール、スローイングがいいので。相手に(死球を)当てる危険性が少しでも少ない方をというのは思ってしました。拓己が(巨人時代に)投げたことがあるのは知っていましたし、そういう選択になりましたね」と説明した。

 北村拓は先頭の林に中前打。石神を空振り三振に仕留めたが、神里に右越え二塁打を許した後、蝦名に中犠飛。桑原にも四球を与え、柴田を二ゴロに打ち取り、1回2安打1四球1失点。マウンドを降りる際には、スタンドのファンから温かい拍手が送られていた。

 巨人時代の23年9月2日のDeNA戦(横浜)でも、8点ビハインドの八回から8番手で登板した経験がある。

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