ロッテ 種市が力投 鷹打線を8回2安打1失点 辛口の吉井監督が絶賛「こんなもんじゃない、彼もメジャーにいけるくらいの選手」
「ロッテ9-1ソフトバンク」(11日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテがソフトバンクに快勝した。打線は初回の西川の2試合連続となる先制ソロを皮切りに13安打9得点の猛攻。投げては先発種市が8回2安打1失点の力投で7勝目を挙げた。
首位を相手に力強い投球を披露した。先発種市は三回までパーフェクトに抑える立ち上がり。四回に2安打を許し、1点を失ったが、五回から八回まで再び無走者に抑えた。許した走者は2人だけ。自身4連勝で7勝目を挙げた。
上位キラーだ。3日には日本ハムを相手に1失点完投。そしてこの日はソフトバンクをほぼ完璧に抑えた。「優勝がかかってるので、必死で来ると思った中で、真っ直ぐで押せたのも良かったですし、先頭を出さないっていうことだけを気を付けて投げてましたけど、先頭の長打(四回)はちょっと反省したいなと思います」と手応えを明かした。
最速154キロの直球に決め球のフォーク。そしてスライダーがアクセントを付けた。五回まで毎回の9奪三振。「真っ直ぐでファウル取れて、追い込んでから勝手に迷ってくれるので、そこが良かった」。六回以降は三振を奪えなかったことに「後半もうちょっと三振欲しかった」と悔やみ、「疲れてくると腕の位置が下がってきちゃうので、フォークボール振らなくなってくるなとは思いました。そこは修正できるかなと思います」と課題に挙げた。
種市に対して辛口な吉井監督は「こんなもんじゃないと思う。これが平均的かなと。もっともっと上があると思うんで。彼もメジャーにいけるくらいの選手だと思っているので」とやはり辛口ながらも絶賛する。種市も「メカニック的にも満足は全くしてないですけど、ちょっとずつ良くなってる」と伸び代を自覚。上位イジメは通過点。さらにレベルアップする思いだ。





