「阪神２－０ＤｅＮＡ」（１１日、甲子園球場）

　ＤｅＮＡの山本祐大捕手が試合後、甲子園球場に詰めかけた阪神ファンへ「めちゃくちゃ嬉しかったですし、温かさを感じた」と感謝のメッセージを残した。

　２７歳の誕生日を迎えた捕手が感激したのは八回だった。先頭の戸柱に代わって代打がコールされると、左翼席のＤｅＮＡ応援団からバースデーソングが奏でられた。すると球場全体を埋め尽くした阪神ファンも一緒に祝福。４万２６１１人から誕生日を祝われる異例の光景となった。

　大竹もマウンドで演奏が終わるまで待ち、祝福ムードを演出。試合後、山本は「めちゃくちゃ嬉しかったですし、温かさを感じたので、ありがたいなと思いながら受け取ってました」と語り、「打席始まる前くらいに流してくれて、できれば誰にも分からないくらいで打ちたかったのが本音なんですけど、ああやってベイスターズファンもそうですけど、阪神ファンのみなさんもチーム関係なく祝っていただけるって普通はありえない。幸せな場所にいるんだなと改めて思いました」と語った。

　昨年も甲子園で誕生日を祝福された山本。「昨年も実は甲子園で応援してもらったんですけど、何回あってもいいくらい嬉しいことなんで」と明かしていた。