今秋ドラフト候補、近大・野間3安打1打点2盗塁「自分の武器は積極的な走塁」50メートル5秒8の快足アピール
「関西学生野球、近大10-0京大」(7日、わかさスタジアム京都)
2回戦3試合が行われ、近大が京大を10-0で下して勝ち点を獲得した。今秋ドラフト候補の野間翔一郞外野手(4年・大阪桐蔭)が3安打1打点2盗塁で打線をけん引。立命大は関大を8-2、同大は関学大を7-2で下してともに勝ち点を手にした。
夢のプロ入りをつかむべく、野間はダイヤモンドを駆け回った。いとも簡単に快音を重ね、50メートル走5秒8と抜群の身体能力で魅せた。
初回1死一塁で右前打を放つと、すかさず二盗を決めて先制点を演出。八回1死三塁では右前にはじき返すと、右翼手のチャージが遅れた間に一気に二塁に到達する適時二塁打を記録。ヘッドスライディングで気迫を見せつけた。
すでにプロ志望届は提出済みで阪神、ヤクルトのスカウトが視察する前で3安打1打点2盗塁。「自分の武器は積極的な走塁。とにかくアピールするしかない」と運命の日まで全力を尽くす。
OBの阪神・佐藤輝は虎の主砲として活躍し、2年ぶりのリーグ優勝が目前。背番号「8」を継承する今秋ドラフト候補の阪上翔也外野手(4年・神戸国際大付)は1安打を記録して勝利に貢献した。
「4回生で引っ張っていきたい」と野間。偉大な先輩に続いて今季も優勝を遂げ、2008年秋、09年春以来となる2季連続Vをつかむ。





