中日・祖父江「楽しい12年間だった」 晴れやかな表情で引退会見「憧れだった地元の球団、中日で終わりたい」
中日で2020年に最優秀中継ぎのタイトルに輝いた祖父江大輔投手(38)が5日、今季限りでの現役引退を表明した。名古屋市内で記者会見し「後悔はない。楽しい12年間だった」と晴れやかな笑顔で語った。大野らチームメートからは花束を手渡された。今季は6月に通算500試合登板を達成。ただ18試合で防御率4・58と振るわず、8月5日を最後に1軍から遠ざかっていた。9月初めに球団から、来季の戦力構想から外れていると伝えられ「最後は憧れだった地元の球団、中日で終わりたい」と引退を決めた。
名古屋市出身で愛知高から愛知大、社会人のトヨタ自動車を経て2013年度ドラフト5位で中日入りした右腕。「毎日試合に参加できる。天職だった」という救援一筋で長くチームを支え、20年には30ホールドポイントをマークした。通算成績は509試合で17勝27敗12セーブ、136ホールド、防御率3・04。





