ヤクルト 今季限り退任の高津監督「きょう試合前に話はしました」「モヤモヤしてゲームに入りたくなかった」今後は「一つでも多く勝つことを」

7回、選手交代を告げる高津監督
3回、先制のホームを踏んだ長岡(7)を迎える高津監督(撮影・坂部計介)
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 「巨人4-1ヤクルト」(2日、京セラドーム)

 今季限りで退任するヤクルト・高津臣吾監督(56)は「(球団と)話はしました。今いるメンバーに関してはきょう試合前に話はしました」と明かした。

 その上で「選手に面と向かって話したいという思いがあるので」と多くを語らず。ただ報道が先行したことで「モヤモヤしてゲームに入りたくなかった。いるメンバーに対しては話はしました」と説明した指揮官。ただ伝え切れてない選手もいることから「多くはしゃべりたくないです」と言葉を濁した。今後については「一つでも多く勝つことを目指して」と語った。

 今季は歴史的な低迷にあえぎ、ダントツの最下位に低迷し続けた。8月31日の広島戦(神宮)で快勝したが、同日に阪神が勝ったため悲願の3年ぶりリーグ制覇の可能性が完全消滅していた。

 21、22年はリーグ連覇に導いたが、昨季まで2年連続5位に終わっていた。昨季が2年契約最終年だった指揮官だが今季は1年の契約延長となっていた。林田哲哉球団社長は1日に「今年の契約条件としては『優勝を狙いましょうね』というのは、いつも言っていること」と明かした。来季再契約の絶対条件だったリーグV奪回が果たせなかったため、高津監督は今季限りで退任する。

 屈辱的だった今季。抜本的な立て直しを目指す球団は、来季に向けて新体制で臨む。次期監督候補として池山隆寛2軍監督(59)の内部昇格が最有力となっている。

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