日本ハム・新庄監督 持ってる連敗 ソフトバンクも敗れ1差変わらず 「終わったことはすぐ忘れて」9月反撃へ

 11回、五十幡が併殺で試合終了となり、ベンチでぼうぜんの新庄監督(右)と日本ハムナイン(撮影・中島達哉)
 5回、清宮幸に指示を送る新庄監督(撮影・中島達哉)
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 「日本ハム0-1楽天」(31日、エスコンフィールド)

 逆転優勝を目指す中で、結果だけに目を向ければ痛恨の2連敗なのかもしれない。それでも攻めて、攻め切った敗戦に日本ハム・新庄監督は明るく前を向いた。「終わったことはすぐ忘れて、次は千葉か。千葉から勝ち続けたいなという気持ちで戦います」。反攻の9月へ。連勝宣言で締めくくった。

 序盤から均衡する試合展開。30日に2盗塁を許した中島を田宮がきっちり刺し、代走・小森もけん制死に仕留めた。堅守でピンチの火種を消し、0-0の七回には1死一、三塁でスクイズをバッテリーで外し、挟殺プレーで失点を阻止(記録は盗塁死)した。新庄監督も「山田コーチのおかげ。完璧でした」とベンチワークも含めて称賛した。

 互いに譲らない総力戦は延長に突入し、迎えた十一回。ソロ本塁打を許して試合が動いた直後だった。先頭の石井が二塁打を放つと代走を送り、「まずは同点」と万波に代打・山県を投入。見事犠打を決めて1死三塁とすると、今度は代打に水谷を送った。惜しみなく二の矢、三の矢と畳みかけた。

 その後1死一、三塁で五十幡は二塁へ鋭い打球を放った。三走・矢沢は打った瞬間に走り出す「ギャンブルスタート」のサイン。だが、二直併殺に終わって最後は運も尽きた。「(五十幡は)いい打撃をしましたよ。打った(楽天の)中島くんが素晴らしかった」とは新庄監督。収穫“一敗”のこの日を境に、9月は反撃開始といきたい。

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