ヤクルトが2連勝 4カードぶり勝ち越し ルーキー下川が5回3失点でプロ初勝利
「ヤクルト7-4広島」(31日、神宮球場)
ヤクルトが投打の歯車がかみ合って2連勝をマークし、4カードぶりの勝ち越しとなった。
打線が機能した。1点を追う二回は2死満塁から長岡の左前適時打などで3点を奪って逆転した。四回に4-2とリードを広げてなおも2死一、三塁の場面では村上が常広のフォークを捉え、バットをへし折られながらもしぶとく左前に運ぶ適時打を放った。この夜、主砲は、一回と二回の打席でいずれも得点圏に走者を置いた場面で、常広を相手に三振に倒れていた。
新人右腕・下川がプロ2度目の先発で5回を8安打3失点でプロ初勝利をマークした。サブマリンは立ち上がりから90キロ代の変化球も操り、緩急も駆使して奮闘した。二回に1失点し先制点を献上したが、直後の二回の攻撃で味方が3点を取って逆転してくれた。三回は2死後に連打を浴びて一、三塁から坂倉に四球を与えて満塁とピンチを招くと続く菊池に押し出し四球を許して1点差に迫られた。打線の援護にも守られてプロ1勝目をつかんだ。
下川は24年度の育成ドラフト3位でオイシックスから入団し、5月に球団と支配下選手契約を結んだ。




