巨人・阿部監督 なぜ?コリジョンなしの判定に首ひねる「交錯してたからね」「ああいう時はベースの前にいなくちゃいけないんじゃないですか、と」
「広島3-2巨人」(27日、マツダスタジアム)
巨人が3連敗を喫して借金1となった。
1点を追う九回は1死一、三塁の絶好機。リチャードの放った打球は一ゴロとなり、一塁手モンテロが一塁ベースを踏んで本塁送球。三走・門脇はクロスプレーの末にタッチアウトとなり、試合終了となった。
本塁のタイミングはアウトにも見えたが、阿部監督はリクエスト。リプレー検証をしたが、ベースをまたぐようにしてタッチにいった捕手・会沢のコリジョン(本塁での衝突)も含めて認められず。試合終了となった直後、阿部監督は審判のもとへ向かい、判定の判断を確認した。
その後、阿部監督は審判とのやり取りについて報道陣に説明。「コリジョンの説明を受けた。流れの中で起きたからOKと。それが確認できた」と振り返った。
審判とはジェスチャーを交えながら数分やりとり。苦笑いも浮かべた。冷静な口調で「僕が聞いたのは、『キャッチャーはああいう時はベースの前にいなくちゃいけないんじゃないんですか?』と。(審判は)『流れの中でああなった』て言うんで。『走路は空いてました』と」と振り返った。
捕手出身監督として、「でも交錯してたからねしっかり。流れの中でああいうブロックはしていいと思っちゃいますよね」と不満の色も隠せず。「流れの中ならあそこにいていいと。流れの中ならいいみたいなので。それが確認できたので明日切り替えて頑張ります」と気持ちを前に向けた。
【野球規則】6・01(i)本塁での衝突プレイ(2)捕手がボールを持たずに得点しようとしている走者の走路をブロックすることはできない。もし捕手がボールを持たずに走者の走路をブロックしたと審判員が判断した場合、審判員はその走者にセーフを宣告する。前記にかかわらず、捕手が送球を実際に守備しようとして走者の走路をふさぐ結果になった場合(たとえば、送球の方向、軌道、バウンドに反応して動いたような場合)には、本項に違反したとはみなされない。また、走者がスライディングすることで捕手との接触を避けられたならば、ボールを持たない捕手が本項に違反したとはみなされない。





