DeNA・藤浪 1059日ぶり日本球界登板 5回5安打1四球5奪三振1失点 白星お預けも「勝負できた」
「中日4-5DeNA」(17日、バンテリンドーム)
DeNA・藤浪は己を信じて腕を振った。2022年9月23日の広島戦以来、1059日ぶりに立った日本球界のマウンドで、5回5安打1四球5奪三振の1失点。勝利投手の権利を得て降板した直後、1球で追い付かれ、3年ぶりの白星は消えたが、表情には確信がにじんだ。
「ストライク先行でどんどん勝負できたことは良かった」。最速156キロの直球を軸にカットボールを効果的に用い、自信みなぎるボールをストライクゾーンに投げ続けた。四回、先頭のボスラーに唯一の四球を与え、1死一、二塁とピンチを広げたが、宇佐見を三ゴロ併殺。思わずガッツポーズが出た。
6日のイースタン・巨人戦では3回1/3を7四死球5失点と制球に苦しんだが、見事に改善した。
「今までの自分だったらフォームのこととか、いろいろ考えたりしていたと思う」
約2年半の米国生活で4球団を渡り歩き、たどり着いたのは「ビー シンプル」という考えだ。「アメリカってデータやいろんな取り組みをしているチームが多いですけど、その中で共通して言われたことは、いかにシンプルになれるか」。この日、相手は左打者9人を並べたが「勝手に嫌がってくれる分には、好きなだけ嫌がってくださいという感じ」と意に介さず自分軸で勝負できた。
三浦監督は次回について「他の投手のローテーションの兼ね合いもある。全員で戦っていきます」と話すにとどめたが、4連勝を遂げたチームに勢いをもたらしたのは確かだ。



