尽誠学園 エースで4番の主将・広瀬に涙なし「悔しいがやりきれた」 2点タイムリーに2戦連続完投 奮闘及ばずも爽やかに散る 大学進学希望

 8回、京都国際・小川礼斗(奥)に適時打を許した尽誠学園・広瀬賢汰(撮影・坂部計介)
 京都国際に敗れ整列する尽誠学園ナイン(撮影・西田忠信)
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 「全国高校野球選手権・3回戦、京都国際3-2尽誠学園」(16日、甲子園球場)

 尽誠学園が惜敗し、2002年以来の夏8強入りはならなかった。

 エースで4番の主将、広瀬は打っては1点を追う五回に一、二塁間を破る一時逆転の2点タイムリー。投げても6安打3失点(自責点2)、102球で初戦に続き完投したが、勝利はならなかった。2-1の八回2死二、三塁で右前2点打を浴びた。

 ネクストバッターズサークルで試合を終えた広瀬は、最後まで主将らしくチームの先頭に立った。あいさつを終えると、相手選手が次々と駆け寄り握手を求められた。校歌斉唱を聞き、一塁側アルプスへ向かうと胸を張って整列。頭を下げて応援に感謝した。

 広瀬は試合後「相手は(昨夏の)優勝チームだが、僕らはいつも通りの野球をやろうと」と話し「悔しいがやりきれた」と振り返った。最後の瞬間は「九回、ネクストでは僕に回してくれれば次につなごうと思っていた」と気持ちを明かした。

 卒業後は大学進学希望だという。

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