夏の甲子園 健大高崎・石垣の155キロにスタンドどよめく スピードガン導入後、最速タイ記録 2回無失点も初戦敗退

 「全国高校野球選手権・2回戦、京都国際6-3健大高崎」(13日、甲子園球場)

 健大高崎の石垣元気投手が七回からリリーフ登板。最速155キロを計測するなど圧巻の球速に甲子園のスタンドがどよめいた。

 マウンドに上がった石垣が、153キロをたたき出すと聖地がどよめいた。続く4球目に154キロを計測。そして1死から山口の5球目に155キロをたたき出した。

 高校野球の甲子園でスピードガンが導入されてから史上最速タイとなり、スタンドは騒然。その後、右前打を浴びたが1死一塁から併殺打に打ち取った。

 八回も150キロ台の直球を軸に無失点に抑えたが、反撃を呼ぶことはできず。2回無失点の好投を見せつつも初戦敗退となった。試合後はチームメートらが泣き崩れる中、淡々とベンチ前でキャッチボールを行っていた。

 涙を見せなかった理由については「この投手陣で打たれたらしょうがない。悔しい気持ちもありますが、やり切ったので涙は出ませんでした」と説明。今後の進路については「プロ一本で行きます」と宣言した。

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