東大阪大柏原主将・竹本が故障を押してガッツ見せた 左手有鉤骨骨折の疑いもテーピング施し強行出場「出ない、という選択肢はありませんでした」

 3回、東大阪大柏原・竹本は遊ゴロに倒れる(撮影・石井剣太郎)
 3、東大阪大柏原・片腕でバットを振る竹本歩夢(撮影・今井雅貴)
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 「全国高校野球選手権・2回戦、尽誠学園3-0東大阪大柏原」(12日、甲子園球場)

 大阪大会決勝で大阪桐蔭を延長の末に撃破、14年ぶり2度目の甲子園で勢いをつなげたかった東大阪大柏原だったが、尽誠学園の先発・広瀬の前に三回まで走者を出せないなど手こずり、無念の完封負けとなった。

 不運は10日に起きた。初戦に臨むべく、張り切って練習していたチームの屋台骨、4番で主将を務める竹本歩夢捕手(3年)がスイング中、左手首に痛みを感じた。

 その痛みは治まらず、前日、病院での診断は左手有鉤骨骨折の疑い、というものだった。

 ただ「出ない、という選択肢はありませんでした」と、テーピングを施して8番の打順で強行出場。三回に巡ってきた打席では、右手一本でスイングした(結果は遊ゴロ)。

 守ってもエース・川崎のボールを、痛みを押して受け続けた。そのミットは、今大会、ベンチ入りこそ叶わなかったが同校野球部の、幼なじみでもある清水禄偉内野手の亡きお父さんのものだった。

 「僕のことも子供のようにかわいがってくれた、清水のお父さんのミット。不思議と、痛みがなくなるように思えました」と竹本。

 五回の打席で代打を送られ、敗戦をベンチで見届けたキャプテンは「プロになって、またここに戻ってきたい」と話した。

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