日大三、豊橋中央 両チームのエースが相手校の応援に乗ってマウンドでリズムを取る令和の風景

 「全国高校野球選手権・2回戦、日大三3-2豊橋中央」(11日、甲子園球場)

 令和の高校球児が熱戦を盛り上げた。雨中の激戦となった試合は日大三の4番・田中諒内野手(2年)が八回に左翼席への大会6号となる決勝ソロを放ち、節目の夏通算30勝目を挙げた。

 白熱の展開が続く中、日大三の近藤優樹投手(3年)は豊橋中央の応援団のリズムに乗ってマウンド上で小刻みに体を揺らし、口元では「パー、パラッパー」とつぶやくなど、相手の応援を味方につけるような強心臓ぶりを発揮し、9回2失点で完投勝ちを収めた。

 一方。豊橋中央の高橋大喜地投手(3年)も、2点ビハインドの五回2死一、二塁の場面で、愛知大会でもピンチの場面で自身の緊張を解きほぐすために繰り出したアントニオ猪木氏の顔まねをするように2球連続でアゴを突き出し、相手打者を二飛に仕留めてピンチを脱出。その後も日大三・近藤と同様、相手のブラスバンドの応援を自身への激励に変えるかのようにリズムを取るようなしぐさを見せるなど、令和の高校野球が随所に繰り広げられた。

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