東海大熊本星翔 4度目出場で甲子園初白星 豪雨被害の地元や開始に間に合わなかった応援団に捧げる勝利 七回に一挙6得点のビッグイニング
「全国高校野球選手権・1回戦、東海大熊本星翔10-7北海」(11日、甲子園球場)
東海大熊本星翔が4度目の甲子園出場で聖地初勝利を挙げた。
3-3の七回に6得点のビッグイニング。4失策と乱れた相手守備につけ込んで4長短打を集中し、一気にリードを広げた。
初回は平仲、大賀、堀田のクリーンアップの3連打などで2点を先制。五回にも1点、八回にも1点を加えて得点を2桁に乗せた。
低気圧や停滞する前線の影響で九州を中心に大雨が続き、地元熊本県内でも道路の冠水や土砂崩れが発生した。雨の影響で応援団が試合に間に合わないトラブルもあったが、皆に勝利を届けた。
野仲監督は「試合前は被災地域を調べて心配していた。だからこそ、きょうは余計に勝ってそういう声を届けられたらなという気持ちになった」と振り返った。同時に「あまり偉そうなことは言えないが、まずは一つ一つ、頑張っている姿を届けられたら」と話した。
主将の比嘉は試合後「絶対に勝つという気持ちだったので、勝てて良かった。県大会から応援してもらっていた。甲子園の舞台でも応援してもらえるように頑張ろうと話していた」と応援団への思いを口にした。





