夏の甲子園 大会史上初、女子でボールパーソン務めた佐賀北・家永さん「一生の思い出」ベンチ横では「叫んじゃいけないから我慢しつつ」
「全国高校野球選手権・1回戦、佐賀北5-4青藍泰斗」(9日、甲子園球場)
佐賀北のボールパーソンを女子部員の家永そらさん(3年)が務めた。大会本部によると、選手権大会で女子部員がボールパーソンを務めるのは初めて。サヨナラ勝ちに満面の笑みを浮かべ「一生の思い出になりました」と語った。
試合前のシートノックではノッカーにボールを渡す役目を務め、試合中はベンチの横に座って球審にボールを渡すなどの役割をこなした。
「甲子園が決まった後の練習後に部長がやってみないか?と」と明かした家永さん。九州大会でも経験があったという。ゲーム中は「みんなの試合も見つつ相手よりも先に取りに行くぞ」と機敏な動きも際立った。
グラブはエースの稲富に借りたという。サヨナラ勝ちには「叫んじゃいけないから我慢しつつ。抑えてた時とかは言っちゃいそうになって」と明かし「みんなで校歌を歌うのが目標だった。グラウンドで校歌を歌えたのがうれしい」と笑みを浮かべた。
夏の甲子園では2022年の第104回大会から女子部員が試合前ノックの補助やボールパーソンを、翌23年の第105回大会から試合前のノッカーをそれぞれ務められるようになっていた。





