DeNA・藤浪 大乱調7四死球、四回途中5失点 1軍昇格は桑原2軍監督「全然あると思います」
「イースタン、DeNA0-5巨人」(6日、横須賀スタジアム)
荒れ模様の内容に、右腕は肩を落とした。DeNA・藤浪(前マリナーズ3A)は、移籍後3度目の実戦登板で3回1/3を3安打7四死球で5失点。この日は5イニングを予定していたが、球数が69球となり、目安の70球に近づいたため交代。先発投手としての責任を果たせず、走者を残してマウンドを降りた。
「全体的に感触が悪かったですし、タイミングも悪かった」。初回、先頭の宇都宮にいきなり四球。なおも1死で岡田を迎え、際どいコースへのボール判定もあり、10球を費やし四球を与えた。
二回と三回にはいずれも右打者の山瀬、亀田に対し、変化球が抜けて死球。課題の一つでもあった制球への不安を露呈した。「とにかくゾーンに、ストライク先行でと思っていたんですけど。ブルペンは良かったんですけど、ゲームに入ってタイミングが合わなかった」と反省を口にし、収穫について「こういう失敗ができたこと。何とか次に生かせるように」と前を向いた。
桑原2軍監督は「悪いところが全部出たかな。(これまで)左(打者)は安定していたのがあったんですけど、きょうは左も右も引っかけや抜けが出てしまった」と評した。
次回登板については「1軍のニーズがあって1軍に行くのか、もう1回2軍で登板するのかは、まだ決まっていない」としたが、上半身の違和感で戦線を離れている大貫の復帰が遅れるとみられ、「先発が1枚足りていない事情もある」と同監督。藤浪の1軍昇格について「全然あると思います。1軍が藤浪が、と言えば、こちらは送り出すつもりでいます」と語った。





